当店では木口(柘植や象牙など)の印材の彫り直しをメインに行ってます 特に象牙は彫り直してご使用になった方が良いと私自身も考えてます
象牙は印鑑としてはとても良い材質です朱肉とのなじみもよく適度な硬さと弾力性があります 昨今は輸入が禁止されており特に古い象牙は高価で希少なものも見受けられます
高価な印鑑と言えば象牙以上に本ヒスイやラピスラズリー石などの宝石印鑑もありますが彫刻もサンドブラストで行うため当店では外注扱いとなります
ただ個人的な考えとしてですが石の印鑑は硬すぎて彫り直しには適さない気がするのと石によっては材料の価格が安い割には彫刻費が高いので新しく購入された方が良い場合がほとんどです
その印材に思い入れが多々あるのなら彫り直してお使いになるのも悪くはありませんが 単純にもったいないからと言うだけでは彫り直さない方が良いでしょう
今日もまた前の持ち主から新しい持ち主となる新しい印影に幸せな気持ちを込めて印鑑を彫り直してます