数年前から行政手続きのオンライン化が計画されてそれを後押しするようにコロナ禍におけるリモートワークの障害になってる押印が悪者扱いされてはんこ廃止論まで声高に議論されます
私見として三文判は必要ないかと思いますそもそも既製品でどこでも購入できる三文判は印章全体の品位を貶めているとしか思えません
「三文判こそ文化」とおっしゃる業界の方もいらっしゃいますが利便性のために必要で作り上げたものが文化なら何でも文化になるのかな?とも思います
一方で実印などの登録印は財産とか権利などを守る意味では必要ですしサイン文化がない我が国ではまだまだ廃止はできないとはんこ不要論からは分けて考える必要があります
そんな実印にしてもスキャニングして機械彫刻すれば同じものができるでしょうし印鑑が証明にはならないとおっしゃる有識者もいらっしゃいます
私の仕事でも同じ印影で作り直して欲しいと言う要望も少なからずありますが機械で彫るのは難しいと感じてます
機械の場合は彫刻のカッターの刃先の厚みの関係で浅く入っても0.1mm位は必要なので基の印影よりも細くなってしまう事が多いです
完成してからでないとわからないので逆に印影を転写して完全手彫りでやった方が途中経過もわかりますしより近いものが仕上がると思います
身近なはずのハンコだけど三文判も銀行印も実印も一緒にして論じていたり開運とか風水とかに乗じて商売にして益々一般の方に分かり辛いものにしてきた我々にも責任がある気がしてきました
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