年末に大掃除をした後に必ずと言っていいくらい「銀行の印鑑を一緒に捨てたみたいで同じのを作ってもらえますか?」などと言う問い合わせがあります
当然ながらその様なご注文はお受けできませんが、既製品の印鑑を銀行印にしているケースなど当方が「どんな印鑑でも同じものを作れば偽造となりますよ」とお断りしても「出来合いのだから・・」と中々引き下がらないお客様もいらっしゃいます。
型に流し込んで大量に作る出来合いの認印なら同じものが出来るでしょうけど、当店の出来合いの認印は一本一本彫刻するので同じ時期と同じコンディションでなければまったく同じものは出来ません。逆に同じのを作る方が難しいとも言えます。深さやカッターの磨耗度などでも線の太さも違ってくるのです。
改印が面倒だからと同じものを作ってもらいたい気持ちはわからなくないですが、この際出来合い印での登録はやめてちゃんとした印鑑を新調された方がお金も貯まるかもしれませんよ。